社長ブログ -雑多な日々-

目標を持つということ ③

[社長ブログ] 2011年11月01日


SMIの目標設定の手法、考え方は、


わたしの人生に大きな影響を与えました。


SMIとの出会いがなければ、


今のわたしは、間違いなくありません。




しかし、それだけで人生を渡っていくのは不十分だということも、


やりながら正直、感じました。


SMIでは方法論が主なので、人生観、商売観などを


押しつけるものではなかったので。




SMIのセールスはできるようになっても、


業種が変わると、今までできたことができなくなる。


それは、なぜだろう??と悩みました。

(SMIの仕事では、27歳のときに理由があって独立しようと試みましたが


資金面で叶わなかったため、違う仕事に進みました)




歴史上の人物や偉人達は、どのようにして


ピンチを乗り越えたのだろう、と本を読み漁りました。




その中でも、わたしの一番の「心の師匠」とも言える人は、松下幸之助さんでした。


何冊もの本を読みました。


特に、その考え方を自分の心にたたきこもうと、

毎朝繰り返し朗読したのが「商売心得帖」です。


日本人の商売の基本を教えられました。




そして、織田信長。


「信長公記」を読むと、いかに信長が「機」を逃さず、いかに、


「過去の慣習や業界の常識という既成概念にとらわれず、

自分の信念に従って行動した、まれにみる日本人」


だったことが詳しく語られています。




船井幸雄さんやランチェスターの法則なども、


とても勉強になりました。


もちろん、稲盛和夫さんや中村天風さんも、


大きな大きな「気づき」を頂きました。


中国史などを含めて、とにかく、相当読みました。




自分自身が目標を達成しなくなって気づいたこと。


また、バブルの波に乗ってすごい成功を収めて、


お金をどんなに稼いでも、幸せになれない人も。




それは、「利他の心」がないことです。


ちょっとお金を稼ぐと、おごりの気持ちが出てくる。


自己欲が強すぎると必ず転ぶ、と。


ゴムを、ギューッと引っ張って伸びれば伸びるほど、


逆に、引き戻される力が強くなります。


今までそうやって崩れて行く人を、何人も間近で見ました。




わたしも、若くしてちょっと稼ぐようになったので、危なかった(笑)。


そして、ギリギリセーフだった(笑)。


でも、苦しんで良かったと思います。




そして、逆に達成するときは、感謝の心が働いている。


誰かのために頑張ろうと思うと、力が出るもんなんですね。


特に親、先祖。


今の自分がいるのは先祖のおかげ。




そして、わたしの場合、全くの素人で入った建設業で、


苦しくなったときに助けて頂いたのは、


間違いなく、「若い頃からお世話になったお客様」でした。




「だからこそ世の中のお客様へ、恩返しをしよう!」


と頑張ると、これがまた、次から次へと紹介されるようになりました。


それが、会社設立した時のスローガンの、


「フォー クライアント フォー コミュニティ」


につながっています。

企業経営なら、社会に役立とう、という思いが、


「心の根っこから出てくる」経営者でないと、


どこかで、必ず止まります。




そうやっていくと、目に見えない力が働いてくるんです。


これは、人によっては「運」という表現だったり、


「宇宙エネルギー」という表現だったりします。




何回も達成するのですから、偶然ではありません。


しかし、自分だけの力でないことも、正直、実感なんです。


不思議なことに、自分の目標に見合う分の、


あるいはそれ以上の「チャンス」がやってきます。




前回、30代中盤で気がついた、と書きましたが、


それが確信に変わったのは、ごく最近、といってもいいくらいです。




こんな落ちこぼれのチャランポランでも、


原理・原則を知ればできるようになった。


これからは、これを若い人たちに伝えていくのが、


ご先祖様から継承された、わたしの役目だと思っています。