社長ブログ -雑多な日々-

男気

[社長ブログ] 2011年03月29日

雑多な日々



現場が近くだったので、仙台新港付近に立ち寄りました。


至る所に津波の爪痕が残されていますが、


もう、港までの全ての道路が開通になっていました。


関係者の皆さんのご尽力に頭が下がります。


一刻も早い復旧を願っています。




毎日たくさんの工事の依頼を頂きますが、


日を追うごとに依頼の仕方が変わってきました。


最初の頃は、緊急を要する工事。


一週間くらいするとリフォームも兼ねての修繕。


そして二週間くらい立つと、合い見積り、


つまり安ければ発注しますよ、という依頼も出てきました。


昨日も厳しい値引きを要求されました。


お断りしましたけどね。




災害復旧は、もう人助けのつもりでやってますので、


緊急の工事はほとんど無料でやってます。


でも、下請けの職人さんには、当然支払っています。


お客様から「ぜひお支払いしたい」と言われれば


最低限の手間賃だけお願いする、というスタンスです。




助けてほしい人が、安ければ頼む、と言いますか?


言いませんよね。


そのへんを勘違いしている人が多いですね。



「頼むかどうか分からないが見てくれないか」という方には


基本的にお断りすることになります。


「なんとか、お願いできませんか」


と言われれば、もう万障繰り合わせて頑張ります。


いずれにしても、現場に行く手間ヒマは惜しみません。


いつでも、come come everybody です。

      ( カム カム エブリバディ― )




安心できる施工かどうかをチェックして、その上で


安いところに頼みたい方は、設計士と委任契約を


事前に結ぶことをお勧めします。


その際は設計・管理費として工事費の5~7%が相場かと思います。


その部分をタダでやらせようとするのは、ちょっと虫が良すぎます。


誰でも建築の常識は分からないかも知れません。


でも、人としての良識でご判断いただきたいものです。




わたしはね、


池に一億円投げ込まれて、


「拾ってこい。そうしたらやる」


と言われても、絶対に拾いに行かない人なんです。




「一万円しかないんだけど、なんとかやってくれませんか」


と言われれば、何が何でも全力でやります。