スタッフブログ

五橋からみなさまへ vol.2

[スタッフブログ] 2011年07月27日

 

● 大正生まれで一人暮らしをしているおばあちゃんのお宅をリフォームしました。
● 10年以上前の、くも膜下出血の後遺症が残りつつも、お一人暮らしの方です。
● もちろん住みながらのリフォームなので、家具の移動などは全て私たちがやりました。
 
● そして引き渡し。
● 食器が元に戻っていなかった(恐らく、自分でやる、と言ったのでしょう)。
● わたしは、おばあちゃんが一人ではとても無理と思い、黙って一つ一つ元に戻し始めました。
● それを見ておばあちゃんは、何度も、いいがら、いいがら、自分がやるから、と言いました。
● そこまで業者にやらせたら悪いな、と思ったのでしょう。
● でも、おばあちゃんは歩くだけで息がゼーゼーになるくらい弱っています。
● やらないでそのまま帰る訳にはいきません。
● 最後には、おばあちゃんは涙を流して喜んで頂きました。
 
● 今日はいっしょに銀行に行って、残金支払いの手続きをしました。
● その帰りに、区役所に行って、り災証明と身体障害者の申請を手伝いました。
● 誰にも聞くことができない、教えてもらえない、一人暮らしのおばあちゃん。
● こんなおばあちゃんをほうっておく今の行政のシステムに疑問を感じます。
● 窓口毎に全て手続きがバラバラ。個人情報も窓口毎にリンクしていません。
● 窓口を一本にすることはできないのでしょうか。
● こういうのを天下の悪政というのです。
● 役人のための役所。
● 知らなければ、地震被災者の補助や税金の控除も受けられなかったのです。
 
● わたしが動いたところで世の中は変わりません。
● でも、人の情に触れて、ほんのちょっとだけでも喜んでくれる人がいます。
● 仕事のご縁を生かして、少しでもそんな方々のお役に立てれば、と思います。
● みんなでちょっとづつ力を合わせて、ステキな世の中にしていきたいですね。
 
 

(株)ライズシティ 代表取締役 早坂 慎一