社長ブログ -雑多な日々-

働く意味

[社長ブログ] 2014年09月10日

子供の頃の夢というと、

プロ野球選手、学校の先生、看護婦さんなど

テレビや身近な存在の仕事がほとんど。

普通の会社員になる、なんて夢はあまり聞いたことがありません。

これって、日本の教育の大きな責任でもあります。

だって、そんな夢を「いつか叶うよ」なんて励ましても

なれる人はごく一部。

それじゃ、人生の最初から挫折させるようなもの。

人生の意義も分からずに、ただ「いい大学に行け」

と言うだけでは、子供がなぜ?と思っても不思議はありません。

本来、日本人としての志(こころざし)は、

日本という国を物心両面で豊かにし、

貢献すること。

社会人として世のため人のために貢献することが

日本人としての誇りであり、責任だ。

それこそが日本人の心に脈々と根差す

「奉公」であり「利他」である。

そんな考え方を教えるべきだと思うのです。

だから、どんな仕事でも尊い。

働くことにこそ、生きる価値があるんだ、と。

かつて、私たちの先輩たちはそうやって日本という国を豊かにしてきた。

しかしいつの間にか、政治家が悪いんだかマスコミが悪いんだか

はたまた日教組が悪いんだか分らないけど、

日本人の教育から「骨」を抜き取ってしまった。

高齢化社会を迎え、日本の国力が落ちる懸念がある今こそ

大切なことを思い出さなくてはいけないのではないでしょうか。