社長ブログ -雑多な日々-

おもいの力  -学生諸君へー

[社長ブログ] 2013年01月03日


今日は「おもい」の話し。




家づくりは、大きく2つに分けられます。




一つは注文住宅。


もう一つは分譲住宅、または建売りと呼ばれるもの。


ライズシティではほとんどが注文住宅です。




やっていて感じるのは、「おもい」って大事だな、ということ。


いくら立派に見えても、おもいがこもっていないと


なんとなく味気なさが残るものです。




いくら社長であるわたしがおもいの大切さを説いても


現場が理解していなければ、その現場の空気は悪くなります。




おもいがこもっていればミスも気づきやすくなりますし、


お客様の要望も手に取るように分かるようになります。




おもいってなんだろうな、と改めて考えると、


それはお客様に住まいを通して幸せになってもらいたいという


強烈な『願い』です。




会社ですから売り上げや利益を上げることは当然ですし、


工事の出来栄えが悪ければ会社の評価も下がります。


でも、そんな基準よりも、お客様に心から喜んでもらおうという心は


何ものよりも厳しい基準になります。


そんな心で仕事をすれば、その後のクレームなど考えられません。


そういう心がなければ、数千万円のお金を出して信じてくれたお客様を


期待の絶頂から不幸のどん底に叩きおとすことになってしまいます。




先日、お引き渡しが終わって数年たつお客様のお宅に訪問した時、


5歳になるお子様が、わたしの顔を見るなり


「社長!!!」


と言って抱きついてきました。




お引き渡しが終わった頃はまだ小さかったので


わたしのことを明確に覚えていたわけではないのでしょうが、


おそらく毎日のように


「ステキな家に住めてよかったね」


というような会話をしていたのでしょう。




そうなんです。


「おもい」のこもった空間で生活すると、人は幸せになれるんです。




こんな仕事を積み重ねていくこと、それが


『仕事を通して地域に貢献していく』ことになると思っています。




今の大手ハウスメーカーで、そんな『おもい』で仕事をしている人は、


はたして何人いるでしょうか。




学生諸君へメッセージ。




いい会社・・・


それは大きな会社じゃないよ。


入社したら確かに安定が得られるかもしれない。


しかし、今その会社が正しいかなんて、30年後誰も分からない。


逆に30年50年続いた会社だからこそ


衰退に入っているかも知れない。




「お客様の顔が見える仕事」


これがやりがいのある会社なんだ。


お金をお客様から頂いている。


それをしっかり感じられることが自己成長につながる。




お客様と正直に向き合うこと。


これをしっかりやる会社は必ず伸びるんだ。


30年たったら、今の世の中のパワーバランスは、


まるで変わっているからね。




戦前、東大卒エリートの就職希望No.1は、


実は石炭会社だった。


家電メーカーは「軽電産業」と言われ蔑まれていた。




入って良かった。


そう思える会社は、実はまだ世の中に出ていない会社。


でも、理念がしっかりしている会社だよ。


自分の成長が会社の大きさに反映できるなんて、


こんなやりがいのあることないじゃないか。




そう伝えたいですね。