社長ブログ -雑多な日々-

震災一年

[社長ブログ] 2012年03月10日

雑多な日々



昨日の日経新聞に、「復興元年トップメッセージ」として、


広告を出させて頂きました。


被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い、お悔やみ申し上げます。

明日で震災一年・・・


あっという間ですね。




あの日の夜。


真っ暗な家の中で、ラジオにじっと耳を傾けていました。




「荒浜地区では、海に300から400の遺体が浮いています」




え!?


一体それって、どんな光景なんだろう・・・


今、ここでじっとしていて、いいのだろうか?




いつでも逃げられるように外着を着て、

家族がリビングで「雑魚寝」しました。


それは何日も続きました。




明日、食べるものがあるかも分からない・・・


断続的に来る余震に怯えながら、


風呂にも何日も入れないまま。




それでも、わたしは翌日から市内の復旧活動の指揮を執りました。


そして、現場で作業にあたりました。


それが建設業者として、当然の使命だと思ったから。


社員も、職人も、みんなよく協力してくれました。




何か、遠い昔のようです。




あれからたくさん、悲しいこと、やりきれないことがありました。


東京では、ガソリンや食べ物の買い占めが起きている、


なんてニュースを聞くと、とても驚いたりもしました。




今でもたくさんの方々が、不自由な生活を強いられています。


「仙台は復興バブルだ」と、調子に載っている人も、

また、羨んでいる人もいるかもしれません。


でもわたしは、とてもそんな気にはなれません。




全国的には大変な不景気が続いているし、


青森や秋田など、東北でも一層厳しい状況の県もあります。




これから・・・


あせらず、しかし確実に。


「お客様のため 地域のため」と思ってやってきたことを、


一歩づつ、武骨にやり抜いていくだけです。




「住まい」という仕事を通じて、


たくさんの人に笑顔になってもらうこと。


それがライズシティの役目です。


皆さまのご指導、ご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。