社長ブログ -雑多な日々-

震災から半年

[社長ブログ] 2011年09月12日


早いもので、東日本大震災から、昨日で半年経ったんですね。


思い起こすと、記憶が走馬灯のように浮かんできます。


本当に信じられない出来事でした。




全ては、地球が壊れてしまうのではないかと思うくらいの、


大きな、そして長い揺れから始まりました。


仙台市内に、こんなに人がいたのか、というくらいの


民族大移動のような大混雑の中家に帰りました。




電気、ガス、水道も、「2~3日で元に戻るだろう」と思いきや、


1ヶ月近くもかかりました。


この間、横浜での盛和塾の全国大会でお会いした方も、


仙台市内のほとんどの住宅地が、一ヶ月近くも


停電が続いたのを知らなかったようです。




実際には、おそらくほとんどの人が、真っ暗な中、


すぐに逃げられるように、リビングで、外着のまま寝ていました。


昼間はというと、街中には浮浪者のように、そしてボヘミアンのように、


市民が食べ物を求めてさまよいました。


開くかどうか分からないスーパーやコンビニに、


何十人、何百人もの行列ができました。

ガソリンもなく、また来るかも知れない余震におびえながら、


誰一人文句を言う人もなく、ただひたすら耐えました。




ライズシティとして、わたしは経営者としてどうするか・・・



ボランティアも大切。


しかし、地域の人たちのため、


そして食うためには働かなくてはなりません。


みんなロクに風呂にも入れない中、


そして今晩食べる食べ物もない中、夢中で現場を駆け回りました。




沿岸部の津波の状況も見て回りました。


家がない。


会社もない。


家族も、親戚も、仲間も、全て失った人たち。


わたしたちは呆然として、何もできない自分たちの無力さを


痛いほど感じるしかありませんでした。


その人たちの苦悩は、今もまだ続いています。




なにかやれることはないか・・・


そうだ、皆さまに笑顔と感動を届けよう、と


市民会館で演芸大会を開催指したりもしました。


会場の担当者に素人扱いされて笑われながらも、


頑張って準備を重ねました。


当日は、なんと約200人もの方々が会場に足を運んで下さいました。


そして、大笑いし、涙を流して感動して下さいました。


会場の担当者も驚いていました。




そして、今。


もっともっとできることはあるはずだ、と思います。


企業人として・・・


それは雇用を作り、地域を活性化し、盛り上げていくことが


最高の、そして最も思い責任です。




そして、その他にも・・・


できることを探していくことが大切ですね。




「絆」。


この言葉が、今ほど心に響く時代もなかったのではないでしょうか。


やさしく、思いやりがある社会づくりに、


少しでもお役に立ちたいと思います。




ガンバロウ宮城、ガンバロウ東北。


そして、ガンバロウ、ニッポン!!